千葉の怪鳥追ってテレビ局大はしゃぎ 現地リポート延々、恵俊彰に宮根誠司が叫ぶ

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   鳥1羽をめぐって、テレビ各局がお祭り騒ぎになっている。東京五輪の開催やワクチン接種など、新型コロナウイルスをめぐる深刻な問題など、どこ吹く風。千葉県に現れた巨大鳥に夢中のご様子だ。

   各局はこぞって鳥の行方を追っており、2021年6月4日昼から午後にかけての番組では、悠々と地面を歩く鳥の姿が繰り返し流れている。

  • 絶滅危惧種「ミナミジサイチョウ」。現れたのはこの鳥か
    絶滅危惧種「ミナミジサイチョウ」。現れたのはこの鳥か
  • 絶滅危惧種「ミナミジサイチョウ」。現れたのはこの鳥か

「速報『謎の巨大鳥』発見!捕獲へ」のテロップ

   鳥は黒色で、南アフリカに生息する絶滅危惧種「ミナミジサイチョウ」とみられる。6月4日放送の各情報番組では、鳥の様子をライブ中継で伝えた。

   「ひるおび!」(TBS系)は、先日神奈川県で「アミメニシキヘビ」を捕獲した専門家までスタジオに呼んだ。中継準備が整うまでは、上野動物園のパンダの妊娠について取り上げていたが、突然司会の恵俊彰さんが、

「いましたよ!すごい、いた!ミナミジサイチョウが!」

と叫び、急にライブ中継に切り替わった。画面には遠巻きに鳥が映っている。現場のリポーターは、ほかのテレビ局やペットショップの関係者、野鳥の会の専門家も現地に集まっていると説明。捕獲に向けて様子見していると伝えた。

   「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、「速報『謎の巨大鳥』発見!捕獲へ」というテロップが終始画面に大きく出ていた。現地では、プロのバードウォッチャー「♪鳥くん」という男性がリポート。こちらでも延々と鳥の映像を流していた。CMに入る直前、宮根誠司さんが、

「鳥、飛んでったじゃん!」

と叫んだ。どこかに行ったのか...と思いきや、CM明け、まだ鳥は近くをゆっくり歩いていた。どうやら、少しだけ飛んでまた地面に戻ったようす。その後も番組終盤まで中継は続いたが、結局捕獲されなかった。

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