学術研究の対象に
朝日新聞は21年5月22日、「BTS人気、もはや世界の研究対象」という記事を公開している。この記事を担当した大部俊哉記者によると、BTS人気は今や、学術的な研究対象になっているという。
20年1月には、英国のキングストン大学で「BTS学会」が開かれた。世界20か国以上から社会学、経済学、文学、音楽といった幅広い分野の研究者や学生など140人以上が参加し、BTSについての研究内容を発表したという。桑畑さんも英国に飛んでこの会議に出席したそうだ。
「BTSと教育学」「BTSの歌詞の文化的側面」「BTSが健康や福祉に与える影響についての研究」――。発表内容には多彩なテーマが並び、韓国や英米のほか、メキシコやスロベニア、ハンガリーなどからの参加者もいたという。
BTSは、18年には国連児童基金(ユニセフ)の会合で演説したこともある。その内容を聞いた桑畑さんは、「BTSの歌には普遍的なメッセージがある」ということを再確認したという。調べてみると、BTSの歌詞は世界中のファンによって様々な言語に翻訳され、SNSで広がっているそうだ。
単なるアイドルファンにとどまらず、ハイレベルの音楽通や、意識高い系のオトナ女子からも熱視線を浴びているのがBTSの大きな特徴となっている。