剪定作業はすでに終了
東京都オリンピック・パラリンピック準備局のライブサイト担当者に取材すると、剪定作業は5月25日にすでに終えたと話す。中央広場沿いのものなど、全36本の樹木に対し剪定を行った。
剪定は、ライブサイト設営にあたり、作業用の自動車が走行中に枝に引っかかるような事態を防ぐことを目的としたもので、作業動線上にある一部の枝を払ったというものだと説明した。
剪定を行わずに資材搬入などを行なった場合、作業用の車が枝を引っ掛けて樹木が倒れたり、折れた木が来園者にぶつかったりする可能性もあるという。剪定に関して告知していた看板は作業の終了につき、すでに25日に撤去済みだ。
また報道通り、警察や消防関係者に向けたワクチンの接種会場として転用するため、代々木公園のライブサイトでは、五輪期間中(7月23日〜8月8日)のPVは行われないという。
一方でパラリンピック期間中(8月24日〜9月5日)のPVについては未定であり、その時点でのワクチンの接種の進捗具合といった状況によって、引き続き接種会場として活用するか、あるいはライブサイト会場として使用するかを判断する。完全にPVを中止することが決まったわけではないため、ライブサイト設営に向けた工事は予定通り行われているとのことだ。
ライブサイト設営に伴う剪定作業が、新たに実施される予定はない。今後園内で剪定が行われるとすれば、樹木の状態を維持するために通常の公園管理上で行われるものになると担当者は説明した。