はつめ降臨! 「ストリーマー」ってこんなお仕事です

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

ゲームで地位と名誉を得る

いしたに:あ、そうそう。そもそもesportsとは、という話を少ししておこうと。esportsってなんなの?ゲームなの?なんなの?っていう認識の人もいると思うんです。

はつめ:ですね。

いしたに:人がゲームするの見て楽しいの?ゲームってやるものじゃないの?っていう。

はつめ:esports、いろいろな解釈があるし、いろいろな定義、意味が持たされているんですが、個人的には「競技性のある(順位付けが起きる)ゲームの競技シーン」という認識です。私が感じた事としては、ゲームで地位と名誉を得ることだと思います。

いしたに:ですよね。で、ちょっとわかりにくいのが、1人でやるゲームもあるし、チームでやるゲームもあるし、1人でやるゲームなのにチームで戦うってのもあると。

はつめ:例えばスポーツの中でも、チームスポーツの野球、サッカーもあれば、1vs1の格闘技、卓球、スコアを競う陸上、水泳いろいろあるじゃないですか。
 それくらい、esportsにもジャンルがあります。めっちゃある。

いしたに:私が説明するときは、例えば、東京ドームに巨人VS阪神戦を見に行くとしますよね。

はつめ:うんうん。

いしたに:そこにはまず巨人ファンもいるし、阪神ファンもいる。当然プレイする選手がいて、監督がいて、コーチがいて、スタッフがいる。
 そして、ファンの中に野球を実際にやってる人ってどれぐらいいますか?っていう話で。

はつめ:うんうん。

いしたに:普段野球やってないのに、みんな東京ドーム行ったり、テレビで中継見たり、さらにはテレビで試合結果見たり、ネットでニュース見たりするわけです。
 その野球の部分、サッカーとかも当然置き換えられるんですが、そこをゲームに置き換えても、いまや成立しているということでいいんじゃないかと。

野球ファンの中には、競技経験がなくても球場まで応援に出かける人も少なくない
野球ファンの中には、競技経験がなくても球場まで応援に出かける人も少なくない
はつめ:そうですね。少し前までは、高校の甲子園に近かったんですよね。観客ほとんど球児!みたいな。

いしたに:いや、でもね。昔はプロ野球人気なかったんですよ、大昔ですけど(笑)。高校野球とか大学野球の方がずっと人気あって。長嶋がプロ入りしてから、今のプロ野球の姿になったわけです。

はつめ:(むしろそっちのほうが知らなかった)

いしたに:すごく乱暴に説明してますけどね。なので、esportsも同じような歴史をたどっていくんじゃないかと。すでにスター選手は何人か出てきていますし、プレイヤーの外の世界にも広がっていってますから。

はつめ:たどってほしい~~。

いしたに:見る人が増えていかないと、そもそもいろんなことが成立しないんじゃないかと思うんですよね。

はつめ:本当にそうです。
はつめ
現在フリーのストリーマーとして活動している元プロゲーマー。高校時代にesports業界へ飛び込み、18歳にプロ契約。格闘ゲームのプロゲーマーとして、全世界で行われるCAPCOM Pro TourやEVOへも参加。2020年頃よりApex Legendsのゲーム実況をはじめ、当時の最高ランクに昇格するなど、FPSでも活躍している。米国発スポーツアパレルブランド「Kaepa」のブランドアンバサダーを務めている。テレビ番組「お願いランキング!」「王様のブランチ」「マツコ会議」への出演をはじめ、新聞やメディア出演も多数。
Twitter:https://twitter.com/hatsumememe
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCq1FEiGmyh-52yYGeOMTVLA

いしたにまさき
ウェブサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、第5回Webクリエーションアウォード「Web人ユニット」賞受賞。著書に2010年11月に単著「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」など共著も多数。2011 年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザー就任。同年アルファブロガー・アワード受賞。「ひらくPCバッグ」などネット発のカバンデザインも好調。ひらくPCバッグで2016年グッドデザイン賞受賞。Evernote ECL・ScanSnapアンバサダー・HHKBアンバサダー。Yahoo!ニュース個人オーサー。
Twitter:https://twitter.com/masakiishitani
ブログ:https://mitaimon.com/
姉妹サイト