スマートフォン(スマホ)ブランドのOPPOが発売する新機種は、ソニーと共同開発したセンサーを搭載したカメラで「10億色」の写真が撮影可能だ。
さらに、60倍まで拡大して撮影できる「顕微鏡モード」も搭載している。スマホとしてはかなりの高倍率に思える。専門家に、その実力を診断してもらった。
中韓スマホで「倍率競争」
「OPPO Find X3 Pro」のリリース文では、「洋服の繊維」「植物の葉脈」といった身近にある物を撮影することで「新しい一面」を体感できるとして推奨している。このような顕微鏡モードは「業界初」とのことだ。
au(KDDI)から6月下旬に、また7月中旬からSIMフリーモデルが発売される。希望小売価格は、auでは調べた限り発表されていないが、SIMフリーモデルは11万8000円(税込)だ。
スマホ・ケータイジャーナリストの石川温氏によると、3~5年前から最近まで、中国や韓国のスマホメーカーの間ではカメラの「倍率競争」が行われていた。中国ファーウェイからは50倍まで拡大できるカメラが備わった機種が、また韓国サムスン電子の「ギャラクシー」ブランドからは、最大100倍のカメラ搭載モデルが、これまでに登場している。