回転ずしチェーン「かっぱ寿司」が、ユニークな新メニュー・新サービスをはじめている。期間限定の魚のネタのみならず、「シャリ」のみのすしという少し変わったものもある。
さらには「回転レーン」を貸し出すサービスも。詳しく取材した。
15皿まで乗せられる
かっぱ寿司は、2021年5月28日にすしのシャリを全面リニューアルし、山形県産のブランド米「はえぬき」に変更した。これまでは産地・収穫時期などが異なるコメを混ぜた「ブレンド米」を使用していた。
リニューアルに合わせて登場した「本気シャリ」は、シャリのみのすしの3貫セット。ネタは乗っておらず、かっぱ寿司のシャリに対する自信が詰まった一皿だ。
そして5月21日からは東京都・神奈川県・大阪府の5店舗で「レンタル回転レーン」の貸し出しを開始している。
レーンには15皿まで乗せられ、コンセントに接続して家庭で使用できる。持ち帰り商品を3000円(税込・以下同)以上購入し、さらに3300円払うことで1泊2日レンタルできる。自宅でも回転ずしを楽しめるという物珍しさから、ツイッター上で話題になった。
本気シャリは「最初に食べて」
運営会社「カッパ・クリエイト」の5月28日の発表によると、同社では「かっぱ寿司 うまい!品質宣言」を打ち出し、すしのおいしさやサービスの見直しを現在行っている。コメのリニューアルや家庭で楽しめる回転レーンの提供も、その一環だ。
「本気シャリ」はどう食べるとよいか。カッパ・クリエイトの広報は「とにもかくにも、最初に食べてください」と話す。全3貫のうち、1貫めは何もつけずに口の中でほどけていくシャリを味わってほしいというわけだ。
2貫めは軽く塩をふって食べる。3貫めは、少しのしょうゆをつけるよう勧めた。シャリのみを楽しんだ後、ネタと一緒に提供される普通のすしを食べると、ネタとシャリの調和をより楽しめるそうだ。