現在も墓を環状に配置
共同通信によると、7月16~31日にオンライン開催されるユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産としての登録が正式に決まる見通し。国内では、2019年「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市にある45件49基の古墳群の総称)に続いて20件目。先史時代では初めてで最古となる。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録の動きは、東日本大震災の後、東北地方の人を元気づけようという狙いも込めて始まったとされる。それだけに、関係者は感慨ひとしおのようだ。
ちなみに小林克・元秋田県埋蔵文化財センター所長の調査によると、現在でも北東北の一部には墓を環状に配置するところがあるという。祖霊の遺した環状列石の風習が、今も形を変えながら受け継がれているということなのだろうか。