新型コロナ長期化でストレス爆発寸前 ため込まず、親しい人と愚痴り合って

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趣味の仲間、学生時代の友人に頼る

   しかし、親しい人と愚痴を言い合う場が、コロナの長期化で奪われたままになっている。例えば、学生ならこれまで授業の合間に友人とたわいない会話をする「隙」があった。今はオンライン授業が増え、その機会がなかなかもてない。

   社会人の場合だと、仕事はオフィシャルな関係のため、さらに愚痴をこぼしにくいと古田氏。中でも仕事で立場のある男性にとっては厳しい状況だという。弱音や愚痴を吐く場として、これまで居酒屋やスナックなどがあったが、コロナ禍ではそれも頼れない。

   人はストレスがたまると、「酒やたばこの量が増える」、「過剰に残業をしてしまう」といった、特定のものに依存する「アディクション傾向」が出やすい。これは気付かないうちに起きてしまう可能性もあり、注意が必要だ。

   古田氏は、「会社以外の関係性の中で、表現と共感の場を持てると良い」とアドバイスする。

「週末の趣味の仲間でも、学生時代の友人でも構いません。今はオンラインで話ができるので、遠方や海外に住む友人でも繋がれる可能性がありますね」

   ビデオ通話などで工夫しながら、愚痴をこぼすための一見「無駄」とも思える場を作ることが、コロナ禍では必要なようだ。

(J-CASTトレンド 宮崎くる澪)

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