パナソニックは、可搬型バッテリー「e-block(イーブロック)」の受注を2021年5月21日に開始する。バッテリーと充放電器をセパレート型とすることでバッテリーの小型軽量化を実現し、バッテリー部分を手軽に持ち運べる。
バッテリーにUSB出力を装備
従来のポータブル電源ではコンセントのある場所まで装置ごと持ち運んで充電する必要があったが、本機はバッテリー部分を充電しておくことで交換しながら継続的に電気の供給が可能だ。
バッテリー単体の蓄電容量は304Whで、スマートフォンなどへの充電が行えるUSB出力を装備する。
また、デスクサイドなどにすっきり設置できる充放電器「イーブロックスタンド」、デスクの上などで運用可能なコンパクトサイズの充放電器「イーブロックデスク」と組み合わせればAC100ボルトの機器への給電もできる。
バッテリーの状態はLED表示で確認できるほか、Bluetooth無線技術の搭載により、複数のバッテリーのスマートフォンでの一括管理を実現した。
寿命となったバッテリーを安全に回収・リサイクルするためにバッテリー残量を放電させる「廃棄放電処理」、長期間保管する際にバッテリーの自己消費を抑制する「スリープ」などの機能を備える。
なお同社によれば、今後さらに多彩な用途で活用するためラインアップの拡充を図っていくとしている。
価格は、イーブロック単体が8万円、イーブロックデスクとイーブロックのセットが13万円、イーブロックスタンドとイーブロックのセットが16万円(全て税別)。充放電器の単体販売も行う。