新型コロナで見たことない「怖い数字」 日本の重症者、死者が増え続けている

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   このところ、新型コロナウイルスについて、これまでになかったような「怖い数字」が報じられることが増えている。そのいくつかを改めて振り返ると――。

  • 頼みの綱はワクチン接種だが
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重症患者は過去最高

   まず、きわめて深刻なのは、重症患者が増え続けていることだ。厚生労働省によると、新型コロナウイルスの全国の重症患者の数は、2021年5月12日段階で1214人。前日より25人増え、5日連続で過去最多となった。専門家たちが警告していたように、感染者数の増加後、少したって重症者や死者が増えるという予測通りになっている。

   大阪の死者の急増ぶりもすごい。12日は50人。5月に入って発表された死者は計379人。これまで最多だった1月の347人を半月足らずで上回った。このペースが続くと、月間700人を超え、ひょっとしたら1000人にもなりかねない。

   大阪の死者数については、感染爆発が続く「インドを上回る」という報道もあった。インドでは連日数千人が亡くなっているとされるが、人口は約14憶人。大阪の人口は約880万人。やや乱暴な言い方をすれば、大阪の50人はインドの7500人に相当する、という計算も成り立つ。

   あまり大きく報じられていないが、きわめて強力だというインド変異ウイルスは、10日段階で、入国者など70人から見つかっているという。4月26日時点では21人だったので、こちらも急増中だ。

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