「ワクチン製造国は世界と共有すべき」 欧州委員長は医師で「スーパーママ」

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専門家としての自負

   駐日欧州連合代表部の公式ウェブマガジンによると、同氏は1958年10月8日、ベルギー・ブリュッセル生まれ。1990年ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)入党。2003~05年ニーダーザクセン州で社会・女性・家族・健康相を務めた後、05~09年同国の家族・高齢者・婦人・青少年相、09~13年労働・社会相、13~19年国防相を歴任。

   19年12月、EU史上初の女性委員長に。24年10月31日までの約5年間、EU運営の重責を担う、とある。

   国防相に就任した当時、毎日新聞が同氏の横顔を報じている。「ドイツ国防相に初の女性『スーパーママ』」という見出し。それによると、7人の子供を持ち、医師の資格もあることから、メディアから「スーパーママ」と評されている。3期連続の入閣。メルケル氏の有力な「首相後継候補」(南ドイツ新聞)という見方があることも紹介している。英語とフランス語が堪能で夫も医師だという。

   6年間も国防相を担当していたというから、メルケル氏の信任が厚いようだ。

   フォンデアライエン氏のワクチンに関する明確なスタンスや発言は、こうした政治家としてキャリアに加えて、子育ての経験と、医療専門家としての自負に基づくものと言えるかもしれない。

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