不織布への注目が集まる
ハートウエルの発表資料によると、5月12日時点で全販売枚数のうち、マスクカバーの購入比率は51%と半数以上を占める。同社は、ほかのマスクより売れ行きが良いことについて「不織布マスクの着用が感染予防の観点から再度推奨されるようになったこと」「不織布以外のマスク使用に対する他者からの目線が厳しくなったこと」などが背景にあるのでは、と推測している。
最近では、新型コロナウイルスの感染対策として「不織布マスク」着用を推奨する病院や学校もある。また、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長はテレビ番組で、ウレタンマスクよりも不織布マスクのほうが感染防止効果ありと説明。「できれば(不織布マスクを)着用していただければと思います」と呼びかけ、話題になった。
ツイッターにも同様に、不織布マスクでないと感染面で心配だとする投稿も多い。これまで冷感マスクといえば不織布以外の素材が中心だったが、新たに不織布でも冷感タイプが登場したことで、選択が広がることになりそうだ。