88年間地元から愛された水族館
「マリン」がついた名前で長い間、運営を続けてきた水族館は少なくない。
宮城県の「マリンピア松島水族館」は、1927年4月1日に開館、2015年5月10日に施設の老朽化などを理由に閉館している。88年もの長い間、地元の人から愛された水族館だった。「仙台経済新聞」(電子版)は2015年5月11日付記事で、「存続を望む声が県内外から寄せられたが、特別名勝である松島には建築上のさまざまな規制があり、同所でのリニューアルがかなわなかった」と報じている。
千葉県の水族館「犬吠埼マリンパーク」は、1954年7月に「銚子水族館」の名称で開業、1963年に「京成マリンパーク犬吠埼水族館」と名前を改め運営されてきた。しかし、施設の老朽化などを理由に2018年1月に閉館した。
産経新聞(電子版)は19年8月1日付の記事で、同施設が再開に向けて今月から補修工事を始める、と伝えている。ただ、具体的な再開時期は未定とし、21年5月12日現在も再開の知らせはない。