茨城一家殺傷でまたデマ情報被害 「容疑者と同姓」がターゲットに

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   事件のたびに事実ではない情報がインターネットで広がり、全く無関係な人が被害を受けるーー。茨城県で2019年9月に起きた一家殺傷事件に関連して、また同じようなことが繰り返された。容疑者と同姓の会社が、間違って近親者の会社として名指しされ、バッシングを受けたというのだ。

  • またもデマや誹謗中傷が広がる事態となった
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誹謗中傷の電話

   茨城県警は21年5月7日、現場から30キロほど離れた埼玉県三郷市に住む26歳の男性を事件の容疑者として逮捕した。今のところ、被害者との接点は不明だ。認否も明らかにされていない。

   逮捕直後から、大手メディアでも、この男性が少年時代に起こしていた不可解な殺人未遂事件や動物虐待、ナイフへの執心、さらには最近、爆弾の材料となる硫黄を大量に入手していたことなどが報じられた。実家は資産家で、かなり大きな家に住んでいることなども。

   こうした報道を踏まえて、ネットでは、この男性の生育環境や実家などを探る動きが活発になる。そして容疑者の住居と同じ三郷市内にある、同姓の会社が、間違って容疑者の近親者の会社と指摘されることに。「弁護士ドットコム」によると、SNSなどで「(容疑者は)社長の息子」とする書き込みが相次ぎ、誹謗中傷などの電話が300本もかかってくるなどの被害を受けたという。

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