毎年恒例「24時間テレビ」(日本テレビ)が、今年も実施される。昨年と同じく無観客で、2021年8月21、22日に放送される。同番組の目玉企画のひとつに「チャリティーマラソン」がある。タレントがランナーに選ばれ、走るのが慣例だ。
一方で、東京五輪の聖火リレーでは、コロナ禍の影響で芸能人ランナーの辞退が続出、五輪の中止を求める声も、日に日に大きくなっている。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、チャリティーマラソンはどうなるのか。
TOKIOも聖火ランナーだったが
24時間テレビは今年で44回目。メインパーソナリティーはアイドルグループ「King & Prince」が初めて務める。「想い~世界は、きっと変わる。」をテーマに、東京・両国国技館で開催予定だ。公式サイトでは企画の詳細は「今後随時発表」となっており、2021年5月12日時点でマラソンの実施については明らかになっていない。
東京五輪の延期が決まったのは、20年3月末だった。それから1年以上が過ぎた今、新型コロナの感染拡大は収まるどころか悪化している。今年3月から聖火リレーがスタートしたが、これまでに俳優の佐藤浩市さん、エッセイストの阿川佐和子さん、黒木瞳さんほか、ジャニーズ事務所所属でもTOKIOが、決まっていた聖火ランナーを辞退した。
日本国内ではワクチン接種がまだ進んでおらず、感染への備えも十分とは言えない。現在高齢者を対象に接種が始まったが、予約の段階でトラブルが連発している。
この状態で、24時間テレビでのマラソン実施を不安視する人も多い。ツイッターには、聖火リレーの辞退者が相次いでいるのに、番組でマラソンはやらないでほしい、クラスターが心配だ、との声も出ている。