とんかつが運ばれてきた。一緒に来たご飯が、えっ、カツ丼!?
これは、とんかつチェーン「かつや」が新発売する「王道ロースカツ定食」と「王道とん汁定食」のメニュー構成だ。テイクアウトも可能だが、「容器の蓋が閉まらなくなり品質が低下するため」ご飯大盛は対応できないボリュームだ。まさかの組み合わせを「王道」と表現するかつやに、J-CASTトレンドは開発経緯を聞いた。
これまでなかった組み合わせ
「王道ロースカツ定食」・「王道とん汁定食」は、2021年5月12日発売。在庫がなくなり次第終了の期間限定メニューだ。
かつやの広報担当者は取材に対し、これまで同店ではとんかつとカツ丼を組み合わせたセットメニューはなかったと話す。今回の開発理由の1つとして、「期間限定メニューでとんかつを食べたい」という声が寄せられることがあったという。
とんかつ専門店のかつやだが、2019年11月の「出汁あんかけカツ丼」を最後に、期間限定メニューではとんかつを出していなかった。メンチカツ、チキンカツ、ささみカツ、牛カツといったとんかつ以外が登場していたのだ。
今回、とんかつとカツ丼を組み合わせたのは、「カツ丼もロースカツ定食も両方食べたい」という要望に応えたもの。どちらもそそるが、かといって定食に加えてカツ丼も食べる機会はあまりない。そうした悩みを「解決」するため、1つの定食として提供するメニューを開発したという。