携帯電話「090」はおじさんのサイン 「ウワサの真相」をケータイの歴史から検証

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「080」も登場から20年近いが

   J-CASTトレンドは、10代~30代前半の男女28人から、携帯電話番号の最初の3桁の数字を調査した。すると、ほとんどが「080」の番号で、「090」で始まる番号を持つ20代は2人だけ。「070」はいなかった。

   だが、2002年に080が登場してからすでに約20年経っている。仮に初期に080をあてがわれていたら、当時高校生、大学生でも今は30代後半からアラフォーになっている計算だ。それなのに、調査に答えた若い世代の多くはなぜ、080だったのか。

   木暮氏は、「080がよく使われるようになり、足りなくなるまでに約10年かかっているはずです」と指摘する。確かに、070の使用開始は2013年だ。ただ「これは法的に新たな番号として指定されたという意味」で、「070が本格的に使われだしたのはここ4~5年ではないでしょうか」。また、2013年までに080が全部使い切られたのでもない。

   つまり、つい最近までは080が主流だったことになる。木暮氏によれば、携帯電話の利用者は年々増加しており、かつ低年齢化もしている。データが存在しないので明確な答えは出ないが、「新たに携帯をもつ若い人たちが増える中で、080の番号を割り振られる人がちょうど多い時期だった」とも考えられるという。

   確かに「080」は2002年に登場したが、本格的に提供され始めた時期がちょうど今の20代から30代前半がケータイを持ち始めた高校生、大学生の年齢だった可能性はある。

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