コロナ「クラスター発生」が止まらない それでも「非公表」に不安と批判

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あふれるいら立ち

   コロナ禍のクラスターは、大手メディアの独自報道を通じて発生を知ることが少なくない。今回も、ネットには報道でクラスターを知った人から3000以上の膨大な数のコメントが寄せられている。

   目立つのは、多数が死亡しているのに、公表しないのはおかしいというもの。「ありえない」とあきれる声が多い。ほかにも重要な情報が隠蔽されているのではないか、と政府や自治体などの発信する情報への不信を口にする人もいる。

   こうした「感染情報の隠ぺい」については、もはやあちこちで常態化しているという声も多い。学校で感染者が出ても一切公表しない、かつては学年だけは公表されていたが、今はそれもなくなった、父兄同士の口コミでしか伝わらない、学級閉鎖なども含めてかん口令が敷かれているという指摘だ。

   感染の公表は風評被害、誹謗中傷などにつながりかねない。このため関係する自治体は慎重な対応をするところが多い。しかしクラスターについては、公表のプラス面を主張する人がネットでは圧倒的だ。公表されることで、多くの人が身近なところで感染が拡大していることを実感し、警戒心を高めることが可能というわけだ。

   「高齢者施設」でクラスターが発生しやすいことは明らかなので、ワクチン接種は、こうした施設の職員を優先させるべきではという提言もあった。

   施設の職員からは、施設で感染者が出た場合、入院できずに施設で看病しなければならないので「怖い」という現場の切実な声も。医療のひっ迫で高齢者の入院は後回しにされがちなのだ。

   また、多くの施設は、収益をあげるためデイサービスやショートステイを併設しており、職員だけ感染予防を徹底しても、利用者やその家族からの感染は防ぎようがないという訴えもあった。

   発生から二年目に入っても、相変わらず迷走しているコロナ対策に対する様々な立場の人のいら立ちがネットにあふれている。

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