「ウレタンマスク」に冷たい扱い マスクコーナーの隅や店の外に追いやられ

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棚の下、しゃがまないと手に取れない

   川崎市中原区にあるコンビニのマスク売り場では、不織布マスクとともにウレタンマスクが販売されていた。ただしウレタン製は棚の右下と、しゃがまないと手に取れない目立たない位置の陳列だ。近くのスーパーでは、入口からやや見えづらい位置にマスクコーナーが。不織布製品のほかにポリエステル95%、ポリウレタン5%のマスクが置かれていた。

   編集部のある千代田区。同僚記者によると近くのコンビニには不織布マスクのほか、「ポリエステル95%、ポリウレタン5%」のマスクが棚の上部にあり、ウレタン素材をメインとしたマスクは中段あたりで販売されていた。不織布以外のマスクも目立つ構成となっていた。

   IT企業「Lightblue Technology」(東京都千代田区)が21年4月28日に発表したアンケートによると、回答者200人のうち、電車・バスで周囲の人が「不織布マスクを着けていないと気になる」が37%、「ウレタンマスクは気になるが、布マスクなら気にならない」が14%になった。5割超が、ウレタンマスク着用では心配と考えていたのだ。

   不織布マスクが払底していた時期を支えたウレタンマスクだが、今では「オワコン扱い」されている感もある。

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