新型コロナワクチン接種の予約できない ネットも電話もダメ、詐欺まで現れる始末

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   高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種で、インターネットや電話での予約が各地で機能していない。

   2021年5月6日午前からは、東京都や埼玉県の複数の市区町村で受付が開始。しかし、ネット予約はシステムの不具合が相次いだ。電話予約は回線が混み合いなかなかつながらず、大混乱となった。

  • 新型コロナ「ワクチン接種」で大混乱(画像はイメージ)
    新型コロナ「ワクチン接種」で大混乱(画像はイメージ)
  • 新型コロナ「ワクチン接種」で大混乱(画像はイメージ)

開始直後からつながらない

   東京都足立区は、集団接種の予約の受付を21年5月6日朝8時からコールセンターと専用サイトで開始。この直後から電話とアクセスが集中し、つながりにくい状態に。同日、足立区の公式サイト上には、混雑のため「時間をおいてから改めてご予約をお願いします」と断り書きが掲載された。北区では同日9時から75歳以上を対象に受付をスタートしたが、同じく混み合い、時間を置いてから再度アクセスするようサイト上で呼び掛けた。

   江戸川区では電話予約を同日より開始したが、16時42分時点で公式サイト上に「5月分の電話予約分は予約数に達しました」と記載がある。埼玉県川越市でも回線が混雑したほか、すでに予約受付可能枠が一杯となっていた。公式サイトには「次回の接種予約受付開始日時は、5月21日頃の予定となります」と出ていた。

   神奈川県横浜市は、一足早く今月3日に予約開始したが、専用サイトにアクセスが集中して受付そのものを中断した。5月4日付の毎日新聞電子版によると、1分あたりに最大100万件を想定していたアクセスが開始直後に約200万件に上り、45分で中止したという。 ツイッターには、高齢者にはネットでの情報入力が難しい、祖父母の代わりに予約に挑戦したが完了までに何時間もかかった、アクセスできた時にはすでに予約終了していた、など苦戦する投稿が目立つ。

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