レース後にまん延防止要請
大会を視察した東京五輪組織委員会の橋本聖子会長(56)は「安全安心だと実証していただいた」と成果を強調した。
海外からの選手や関係者に対しては入国後の行動制限を徹底し、複数回の検査をしたという。しかし本番となると、さらに多くの選手や関係者であふれ、何日も前からコース沿いを試走する姿が見られるようになる。
仮に本番が「無観客レース」となっても、一定数の観衆が詰めかけ、制御が難しくなるであろうことも見せつけた。
札幌ではちょうどコロナ感染者が拡大し、大会については開催に反対する声も多数あった。5日には、地元球団・北海道日本ハムファイターズのクラスターが拡大している。
NHKによると、北海道は、5日のレース後の対策本部会議で、札幌市では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことから、政府に対し札幌市を対象地域としてまん延防止等重点措置を適用するよう要請することを決めた。