96%が緊急事態宣言の効果に疑問
菅義偉首相は5月5日、「人流については間違いなく減少した。効果が出始めているのではないかなと思う」(共同通信)と語った。この発言に関連して、Yahoo!が「緊急事態宣言の効果、『出始めている』と思う?」とインターネットで問いかけたところ、5日の22時過ぎの段階で投票数7万7484票の約96%が「そうは思わない」と回答した。首相の発言と、ネットユーザーの受け止め方が異例なほど大きなズレを見せた。
NHKによると、東京、大阪、兵庫、京都の5月3日の人出は、確かに2回目の宣言時と比べるといずれも減少した。しかし、去年の1回目の宣言時と比べると大幅に増加していた。東京周辺の観光地の人出が多かったことも報じられている。
政府もピークアウトには程遠いとみているようだ。各メディアの報道によると11日までの緊急事態宣言の期限を、2週間から1か月程度延長する方向で検討しているという。
ちなみに第1回の緊急事態宣言は昨年4月7日から5月6日まで。期限切れ直前の5月4日に31日までの延長が決まった。しかしGW明け5月7日の感染者数は全国で97人に留まっていた。