「食べ方」も重要
「長瀬さん流」1日のつじつま合わせの食事メニューを聞いた。
朝食:米麹の甘酒。麹菌によって米のでんぷん(糖質)が分解され、消化吸収されやすい。 昼食:かきたまうどん。消化が早いうどんに卵を加えることで、タンパク質が補える。 夕食:玄米がゆ、ぬか漬け、鮭の塩麹漬け、みそ汁。米ぬかにはビタミンB1が含まれ、鮭はもともと消化に負担がかかりにくい。
ただし、何を食べるかと同時に「食べ方」も重要だ。まず「ながら食べ」をやめる。作業しながら食べると、咀嚼(そしゃく)の回数が減って唾液を分泌できなくなる。次に、「腹八分」にする。必要以上に食べることで、消化器官への負荷が大きくなるからだ。
「お腹のことを考えたメニューを選んでも、食べ過ぎては努力も水の泡。まずは腹八分目を意識するところから始めるのも良いでしょう」
そして「お腹が空いたら食べる」。長瀬さん曰く、人にはそれぞれ排泄や吸収に適したタイミングがある。しかし、昼休みの時間が決まっているなど、自分で調整ができない人も多い。体のリズム(空腹を感じた時)に合わせて食事がとれないと、排泄のタイミングに体が切り替えられないそうだ。食事の時間に縛りがない時は、「グゥ~」っとお腹が鳴ってから食べることを意識しよう。