緊急事態宣言が発令された東京都などでは、大型映画館の休業が相次いでいる。そのため映画ファンの中には、「越境」して他県へ映画を見に行くケースも。
複数の報道によると、2021年3月に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」見たさに、神奈川県へ向かう都民の姿がたびたび見られるそうだ。
「見逃したくなかった」
21年4月26日付の読売新聞電子版は、宣言が始まった25日に神奈川県川崎市を訪れた都民らについて伝えている。記事中の都内男子大学生は、川崎市の映画館まで「シン・エヴァンゲリオン」を見に来たと話していた。都内の劇場が休館している間に「見逃したくなかった」という。
4月27日放送の情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)でも、東京都港区から川崎市まで訪れた高校生の声を紹介。都内の映画館が営業を休止する中、「シン・エヴァンゲリオン」を「やっぱり見たい」と感じ、同市の劇場まで来たとのことだ。
ツイッターを見ると、東京の映画館が休業していることを理由に、神奈川県内や横浜市に同作を見に行こうと考えているユーザーが複数いた。