スーパーマーケットなどで販売される飲料で最近、よく見かける500ミリリットルサイズのほかに、600ミリリットル前後の飲み物が増えてきているという。
炭酸飲料やお茶と、増量した新商品を投入したメーカーに取材した。
増量で売り上げ好調
サントリー食品インターナショナルの広報によると、同社の「ペプシ ジャパンコーラ」と「ペプシ ジャパンコーラゼロ」の容量はリニューアルに伴い、内容量が490ミリリットルから600ミリリットルに増えた。
リニューアルは2021年3月30日で、増量前後で希望小売価格は140円(税別、以下同)のままだ。新型コロナウイルス禍以降で節約意識が高まる中、よりコストパフォーマンスのよい商品が求められていることをふまえ、増量した。
また広報は、お茶飲料など、他のカテゴリーでも600ミリリットル程度の容量の飲料が増えてきており、こうした市場の動向も参考にしたと続けた。
増量後の売り上げは、リニューアル前4週の平均と、リニューアル後2週の平均を比較したところ、「ペプシ ジャパンコーラ」が2.1倍、「ペプシ ジャパンコーラゼロ」が1.6倍(サントリー推計)となっているとのことだ。