コロナ禍で「パーソナルシュレッダー」激売れ メッチャ細かくなる細断技術を見よ

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

細断後の小ささが常識の斜め上

   びっくりして、本来の目的を忘れかけていた! 私はここにパーソナルシュレッダーを見に来たんですよ!

   気を取り直して部屋の中を歩き回っていると、小ぶりのシュレッダーたちを発見。150センチ強のJ子の膝よりちょっと大きいくらい。さてはこれがパーソナルシュレッダーだな、私にはわかるぞ。

パーソナルシュレッダーたちがあらわれた!
パーソナルシュレッダーたちがあらわれた!

   同じ物が二つ...と思ったら、違うらしい。フェローズジャパン・プロダクトマーケティングの中島一憲さん曰く、左から「8MC」と「9Cd」だ。「マスターオブセレモニー」と「コンパクトディスク」の略ですか。

   違いました。

中島さん「8MCは、一度に8枚の紙を『マイクロカット』、9Cdは一度に9枚の紙を『クロスカット』できます。ホチキス留めしたままでも細断可能です」
J子「それはすごい!!...時に、マイクロカットとクロスカットってなんですか」

   聞けば聞くほどニューワードが出てくる。中島さんは「実際に見ていただいた方がわかりやすいですね」と、いくつかのシュレッダーの蓋を開けて、中から細断済みの紙を取り出した。

(左から)クロスカット、ミニカット、マイクロカット
(左から)クロスカット、ミニカット、マイクロカット

   こ、細かさが全然違う...! J子が知っているのはクロスカットだけだ。ミニカットやマイクロカットは指でなかなかつまめず、近くで息をするだけで簡単に飛んでいきそうで怖い。クロスカットでも細断面積160平方ミリ以下、細断幅は6ミリ以下のはずが、比べるとかなり大きく見える。ミニカットが米粒だとしたら、マイクロカットは砂粒だ。

   安全に関する国際規格(ISO/IEC)で分類された文書細断のセキュリティレベル(P-1~7で、数字が大きいほど細かく細断可)に対し、フェローズのクロスカットとミニカットがP-4、マイクロカットがP-5に相当するという(一部例外あり)。顧客データや口座番号、請求書といった取り扱いに注意が必要な文書はP-4、バランスシートや戦略文書など機密性の高い文書はP-5が最適だとか。

姉妹サイト