「Hello world! Shinjiro Koizumi here.」。小泉進次郎環境相の初ツイートだ。「認証マーク」付きで、アカウント名は「Shinjiro Koizumi」と、アルファベット表記になっている。
2021年4月17日に、この自己紹介を投稿した。19日に菅義偉首相とCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)のアロック・シャルマ議長の会談に参加した報告ツイートを投じている。しかも全文英語、和訳なしで――。
英語がわからないので日本語にして
小泉環境相のアカウントを見ると、20年10月に開設されたことがわかる。冒頭の初ツイートまでは約半年が空いており、RTを除くと3投稿のみ(4月20日19時現在)。まだ本格運用を始めたばかりのようだ。
リプライ欄を見ると、英語がわからないので日本語にしてほしい、国民に向けて投稿してほしいという声が上がっている。「Hello world!」という呼びかけからして、国内に限らず世界に向けて広く情報発信しようと、英語でのツイートにしているのかもしれない。
また、あるインターネット掲示板には、小泉環境相のツイッタープロフィール文が、米国の政治家たちのものと似ているとの指摘も。
「Dad, husband, baseball enthusiast, environment minister, climate change minister, citizen.」
小泉環境相のツイッタープロフィール文だ。訳すと「父親、夫、大の野球好き、環境大臣、気候変動問題担当、市民」となる。公私における自身の立場や役割、趣味を並べるスタイルのようだ。
では、有名米国政治家たちのプロフィールと比べてみると...?
「Dad」で始めて「citizen」で締める
バラク・オバマ元米大統領
Dad, husband, President, citizen.
ジョー・バイデン米大統領
Husband to @DrBiden, proud father and grandfather. (以下、略)
ヒラリー・クリントン氏
Mom, Wife, Grandma x3, lawyer, advocate, fan of walks in the woods & standing up for our democracy.
ミット・ロムニー氏
Husband, Father, Grandfather, Former Governor, U.S. Senator (R-UT).
似ている。特にオバマ氏とは、書き出しの「Dad, husband」、末尾の「citizen.」まで同じだ。
米国の元大統領のアカウントと酷似したプロフィール、全世界に向けた英語ツイート...。米国留学経験があり、英語が堪能な小泉環境相ならではといえそうだ。
ただ、日本のツイッターユーザーからの支持は得られるか。フォロワー数は21年4月20日、19時10分時点で4450。18時時点では約3800だった。