東京ディズニーランドの大人気パレード「ドリーミング・アップ!」が帰ってきた。なのに、ディズニーファンは複雑な心境だ。
パレードは2021年4月19日から再開されたが、同じ日に悲しい決定が。千葉県の「まん延防止等重点措置」実施に伴い、東京ディズニーシーの閉演時間が、4月20日からランドと同じく20時に早まるのだ。さらにランド、シーとも入園者数を制限する。新型コロナウイルスが再び感染拡大する中、両園の営業が今後どうなるのか心配だ。
2万人→5000人
J-CASTトレンドは21年4月19日、運営会社のオリエンタルランド広報に取材した。担当者によると、5月11日まではディズニーランドとディズニーシーともに、入場者数の上限を5000人にして運営する。これまでは各パークとも入場者数を2万人にして営業していた。
同日には、今後のチケット販売体制を整えるため、4月20日入園分以降のパークチケットの新規販売を一時停止するとも発表。ワンデーパスポートの販売再開は、2021年4月21日14時を予定している。
両パークのチケットは約1か月先まで販売されており、すでに5月21日までの分は2万人を上限として販売済みだ。すでに販売済みのチケットに関しては、購入者にキャンセルは求めない。そのため広報は、
「日によっては5000人を少し超える可能性もあります」
と説明した。また4月21日14時からは、5月22日~28日分のチケットを販売予定とだけ話した。
休園の可能性?「状況によって判断」
新型コロナの感染拡大が続けば、政府による緊急事態宣言の再発令が現実味を帯びてくる。東京都の小池百合子知事は、政府へ宣言の要請を検討しているとの報道もある。
1年前、オリエンタルランドでは政府からのイベント自粛要請を受け、両パークは2月29日から休園していた。その後、4月に入ると「緊急事態宣言」が発令されて休園期間はさらに延長。営業を再開したのは、20年7月1日のことだった。
昨年と単純比較はできないが、ツイッターには、また休園にならないか心配する声も。広報担当者は、新型コロナをめぐる国の動きについて「注視しているものの、(休園等については)今のところ未定です。状況によって判断していくことになります」と話した。今後動きがあり次第、何かしらの形で発表すると加えた。