東川から、世界に家具の新しいあり方を発信したい
さらに東川町では、新たに次世代を担う若者を育成するプロジェクトにも取り組んでいる。現在、隈氏との連携プロジェクト「『隈研吾&東川町』KAGU デザインコンペ」を開催中だ。
国内外問わず、30歳以下の学生を対象に「木の椅子のデザイン」というテーマでデザインを募集した。36の国と地域から834件の応募作品が集まった。
この中から10作品を選定し、21年6月26日に東川町で公開プレゼンテーションを行われる。隈研吾賞(最優秀賞)1作品、優秀賞3作品、佳作6作品の受賞作品が選定されるとのこと。
隈氏は同プロジェクトについて「コロナで今、世界は大きく変わろうとしています。閉じた箱から出ること、都市から出て自然に近づくことが、コロナ後の世界のテーマとなるでしょう。自然豊かな東川から、世界に家具の新しいあり方を発信したいと思っています」とコメントを寄せている。