映画「ゴジラvsコング」の日本語吹き替えを芦田愛菜さん、田中圭さん、田中裕二さん、尾上松也さん、田中みな実さん、津田健次郎さん、坂本真綾さんが担当する。2021年4月15日に発表された。
キャストを見た人からは「芸能人ばっかり!」と驚く声も。タレント起用は、今に始まったことではないが――。
鑑賞中に浮かぶ芸能人の顔
芦田さんと田中圭さんは前作の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019年)に続いての担当だ。芦田さんは過去にも「海獣の子供」、「映画 えんとつ町のプペル」などでも声優経験があり、出演作を見た人からは期待の声が大きい。一方で、芸能人だらけのキャスティングに、プロの声優を求める声や、字幕で見るとの意見もある。
芸能人が声優として吹き替えを担当する例は、非常に多い。2019年公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、米倉涼子さん、極楽とんぼの加藤浩次さん、竹中直人さん、内田有紀さん、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんが声を務めた。
「メン・イン・ブラック:インターナショナル」(19年)では主役の吹き替えを女優の今田美桜さんが務め、吉本所属の芸人で構成されるアイドルグループ「吉本坂46」のメンバー全員も声優で出演している。「シャザム!」(19年)では、吹き替え版の主人公を菅田将暉さんが担当した。
各作品の内容自体は評価の高いものが多いが、吹き替え版については、どうしても作中でその芸能人の顔が浮かんでしまい、なかなか集中できなかった、なじめなかった、といった書き込みがツイッターで多数見られた。