1192日間上映された日本映画
ほかにもヒットしたアニメ映画で、長期間にわたり上映が続いた作品がある。
2016年8月26日に公開された長編アニメーション映画「君の名は。」は、17年5月のゴールデンウイーク頃まで全国各地の映画館で上映が続いていた。神奈川県の「チネチッタ」では、公開翌年の8月11日まで、351日間にも及ぶロングラン上映を行った。ほぼ1年だ。同作を手がけた新海誠監督も、当時公式ツイッターで「本当に長い期間、ありがとうございました!」とチネチッタのアカウントにリプライを送っている。
しかし、上映期間が1000日を超えた作品があった。「この世界の片隅に」だ。戦時中の広島を舞台にした作品で、女優・のんさんが主人公の声を務めた。数多くの映画賞を受賞し、海外でも高く評価された。2016年11月12日に公開し、19年12月19日まで、実に1133日連続でのロングラン上映だ。
アニメ映画以外では、さらにすごい記録が。日本映画「祈り〜サムシンググレートとの対話〜」。2012年9月15日から15年12月23日まで、1192日間にわたり上映された。約3年3か月だ。