数分待ってみたら
次に、注いだ後の泡がどの程度残り続けるか比較した。
注いでから1分後の様子を見たところ、「生ジョッキ缶」の方が泡の位置が低かったにも関わらず、すでに通常のスーパードライよりも泡の面積が大きく残っている。
そして3分後、もう通常のスーパードライの泡の層はほとんど消えたが、「生ジョッキ缶」では残っている。上から見ても、スーパードライでは泡の面積はジョッキの内側沿いにしかなく、黄色いビールが見える。
一方の「生ジョッキ缶」では、まだ泡の下のビールが見えてこない。今回比較した限り、泡の立ち方や残り方でも「生ジョッキ缶」に軍配が上がった。
最後に味を飲み比べたところ、通常のスーパードライと「生ジョッキ缶」の違いはほとんど感じられなかった。スーパードライと同じく、苦味は少なめで「キレ」のある風味だ。
ただ、新たに缶を開封して比べてみると、泡の出る「生ジョッキ缶」の方が飲みごたえがあった。缶ビールとは思えない量の泡がまろやかな舌触りを与えてくれ、ジョッキに注がずとも居酒屋の生ビールのような気分を楽しめた。