切り替わる状況さまざま
また、同サイトの「5Gのご契約とご利用機種に関するご注意事項」というページによると、ドコモの5G通信は5G規格単体ではなく、4G規格と組み合わせて運用されている。
つまり5G対応エリア内での通信待ち受け時、スマホの画面に「5G」と表示されていても、実際にウェブサイト閲覧などで通信を行う際には、「4G」や「LTE」に自動的に切り替わる可能性があるというのだ。その場合は表示も5Gではなくなる。
ドコモ広報に詳細を取材すると、担当者は「(4Gに切り替わる)状況はさまざま考えられます」とした上で、「遮蔽(しゃへい)物がある場合などは、4Gと5Gの電波の周波数の違いによって伝搬特性が異なることから、5G通信ができずに4G通信となる場合」があるとした。
通信エリアの範囲や5Gから切り替わる仕様については、ドコモブランドの5Gプランでも「ahamo」でも同様との説明だ。
なお、端末の設定によって5Gから他の通信規格に切り替わる場合もある。アップル公式サイトによると、5Gに対応している「iPhone 12」には「5G オート」というモードが存在する。このモードはバッテリーの節約を目的としており、「5Gの速度にしても際立った成果が見られない場合は、LTEに自動的に切り替わる」とのとことだ。