西武池袋線は10分以下の短い遅れ多い
ただし、西武池袋線は11.5日のうち9日は10分以下の短い遅れにとどまっており、10分以上30分以下の遅延は2.3日だった。
これに対して東京メトロ千代田線では、10分以上30分以下の遅延が6.9日、JR中央快速線・中央本線線(東京~甲府)は9.2日、中央・総武線各駅停車(三鷹~千葉)では9.1日と西武線の3~4倍多い。
遅延には10分未満の「小規模な遅延」と30分以上の「大規模な遅延」がある。国交省の発表資料によると、とくに混雑する駅では、「乗降時間超過」によって数分程度の小規模な遅れが生じることが多い。千代田線や中央線では、大規模とまでいかないが、数分ではおさまらない遅延がしばしば起きているのだ。
逆に、計算上ほとんど遅れない路線も存在する。東武野田線では、20日間で平均1.1日しか遅延していない。ほかにも、東急多摩川線は1.7日、京王井の頭線、東急大井町線は2日だ。東武野田線と千代田線とは約18日も違っていた。