通信大手3社の、スマートフォン(スマホ)向け新料金プランがスタートした。NTTドコモの「ahamo」(月額2970円・税込)をはじめ、基本料金の安さは魅力的だ。
新プランの利用を始めたら、機種変更はできるのか。「ahamo」のプランでは「iPhone11」など3機種を販売するが、2021年6月まで機種変更を受け付けていない。KDDI(au)の「povo」とソフトバンクの「LINEMO」ではどうなっているか、取材した。
「povo」では端末販売なし
「povo」のプランでは、スマホ端末は販売されない。KDDI(au)広報によると、機種変更などを受け付ける「auオンラインショップ」でも、端末購入時にauのプランを契約する必要があり、povoに契約したまま端末を購入できない。povoユーザーによる「auオンラインショップ」でのスマホ購入は、21年5月に受け付ける予定だ。
現状、機種を変更するには別途購入したスマホを用意する必要がある。新たなスマホがpovo対応端末である場合、利用端末からSIMカード(利用者を識別するICカード)を差し替えることでそのまま使えるという。
また、「eSIM」(スマホ内蔵型のSIM)を利用している場合にも、新しい端末で再度「eSIM」の設定を行うことでpovo回線を使える。対応端末はpovo公式サイトで確認できる。
動作確認端末の確認を
「LINEMO」のプランでも、スマホ端末は販売されない。ソフトバンク広報によると、現状LINEMOのプラン内でスマホを販売する予定については「未定」とのことだ。
ただ、ソフトバンクの実店舗ショップではスマホ単体での販売を行っているという。この場合、「ソフトバンク」ブランドとの契約の必要はないため、LINEMOと契約したままでも購入できる。
機種変更をするには自分で購入した端末が必要となるが、SIMの移し替えやeSIMの設定を経て引き続き「LINEMO」を利用できる。こちらも「すべての機種の動作を確認しているわけでは」ないため、LINEMO公式サイトに掲載されている動作確認端末を「参考にしてください」とのことだ。