福岡「かしいかえん」今年末に閉園 「年間入園券」買った人への対応は

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   シルバニアファミリーの世界をテーマにした遊園地「かしいかえんシルバニアガーデン(以下、かしいかえん)」が、2021年12月30日で営業を終了し、閉園する。西日本鉄道(福岡市)が3月25日、公式サイトで発表した。

   ツイッターでは、特に「年間入園券」を最近購入したばかりの人から悲しみの声が上がっている。払い戻しや、販売中止に関する情報が出ているので、注意が必要だ。

  • 遊園地「かしいかえんシルバニアガーデン」公式サイト
    遊園地「かしいかえんシルバニアガーデン」公式サイト
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3月26日以降は買えない

   かしいかえん公式サイトによると、22年1月以降に有効期間満了日を迎える「年間入園券」と「パークゴルフ年間会員証」を持っている人には、「年会費の残存期間相当額を払い戻す」。

   また21年3月26日以降「年間入園券」と「パークゴルフ年間会員証」は販売中止だ。ツイッターには、閉園間際に期限切れになる年間入園券を持っており、さらに残りの期間分も年間入園券を買おうという、愛ある投稿をしている人がいるが、公式サイトの説明によると難しい。

   閉園までに何度も通って、かしいかえんを応援しようという決意表明ツイートもある。同園は大人(個人料金)の場合、通常の入園料が1100円で、年間入園券が3300円。つまり4回以上行く場合は、年間入園券を買う方が得だが、あす3月26日以降は購入しようとしてもできない。

1986年は年間約57万人

   かしいかえんは、「西鉄香椎花園」として1956年に開園し、86年は年間約57万人が利用。しかし近年は、レジャー需要の多様化や少子化により、利用者は減少。西日本鉄道の発表資料によると、2019年度の年間利用者は約27万3000人だった。

   09年に西日本初となるシルバニアガーデンへの大型リニューアル、17年にパークゴルフ場・遊具の新設などを実施したが、抜本的な改善には至らなかった。さらに施設の老朽化による設備維持更新や新型コロナウイルスに伴う更なる利用者の減少といった理由で、閉園を決定した。

   閉園まで、残り約9か月。最後の日まで利用客を楽しませるイベントを企画していくという。

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