小田急では払い戻しに
小田急電鉄の広報にも話を聞いた。こちらでも駅内での乗客の見送りや列車の見学を想定し、入場券を発行している。料金は130円だ。ただし、ICカードは入場券として使うことはできず、入場券の購入が必要になる。
JR東と大きく異なるのは、駅内の店舗を利用した場合には入場料金の払い戻しを受けられることだ。売店や飲食店など、有人の店舗を利用した場合、店員に入場券について伝えることで証明印を券に押してもらえる。入場料金は出場時に払い戻される。
証明写真機やATM(現金自動預け払い機)、コインロッカーなど無人店舗利用時にも、改札の係員に申し出ることで、払い戻しを受けられる。
また、ICカードや切符で誤って入場した場合にも、駅の係員に伝えることで取り消しを受けられ、入場料金も払い戻される。
他に入場料金が発生しないケースについては、「駅構内のトイレの利用や急を要する事由など、事情気の毒と判断できる場合につきましては、入場料金はいただいておりません」とのことだ。この場合、係員に申し出ることで、入場用の証明書がもらえるという。