3月は卒業シーズン。学校生活のまとめとして「卒業アルバム」が配布されるだろう。「これは一生の思い出...と思いきや、こんな声がちらほら聞こえてくる。
「卒業アルバム捨てました」
イベントのたびにLINEで写真共有
最近では、卒業アルバムをもらってすぐに「捨てた」という人もいるようだ。燃やした、破いた、古紙回収ボックスに出した、可燃ゴミに出した、など捨て方は様々だ。もらったその日にゴミ箱行きにした人も多数。「学校が嫌いだった」「邪魔になる」――理由もいろいろある。
J-CASTトレンドは、実際にアルバムを捨てた人、保管している人にその理由を聞いた。
3月に中学校を卒業したばかりの男子生徒は、卒業式の3日後に処分した。「とくに思い出がないし、自分の顔を見たくないから。必要ない」ときっぱり。
後から写真を見返して、思い出に浸ることはしないのだろうか。
「仲良い友達とは遊んだ時に撮った写真があるから、それで十分です」
卒業アルバムには体育祭などの行事の写真も掲載される。ただこの生徒によると、クラスのグループLINEがあり、イベントのたびに写真が共有されるそう。わざわざアルバムで写真を振り返らなくても、手元のスマートフォンで全て確認できる。