晩年もベストセラーを出版
展覧会は4章構成。「第1章 文字を超えて(渡米以前) ~1955年」、「第2章 渡米─新しいかたち 1956-60年代」、「第3章 昇華する抽象 1970-80年代」、「第4章 永劫と響き合う一瞬のかたち 1990年代以降」となっている。独創性を確立しながらも、さらに新たな造形を模索し続けた篠田さんの作家生活が一望できる内容となっている。
篠田さんは、随筆家としても著名。以下のような言葉を残している。
一瞬にして去る風の影、
散る花、木の葉、人の生、
この世の「とどめ得ないもの」への、
私流の惜しみかた、それが私の作です
晩年も多数の著書があり、『一〇三歳になってわかったこと』(幻冬舎)は50万部超のベストセラーになった。J-CASTでは『一◯五歳、死ねないのも困るのよ』(幻冬舎文庫)を紹介済みだ。
展覧会は5月9日まで。入場料は大人1200円。