黄砂とPM2.5の関係
環境省公式サイトで公開されている「微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問」によると、黄砂にもPM2.5の大きさの基準である「2.5マイクロメートル」以下の粒子が一部含まれるため、黄砂の飛来によりPM2.5の観測量が上昇することがある。
さらに「黄砂が輸送される過程で、大気汚染物質の発生が多い地域を通過する場合、これらの物質とともに日本へ飛来すること」もあるという。
黄砂によりPM2.5も日本へ飛んでくる。そのPM2.5がコロナ感染に悪影響――。前述の京都大学の研究は動物実験の段階だが、「もしかしたら」と考えてしまうかもしれない。
今回北京を黄砂が覆った際にも、市内の空気中に高い濃度のPM2.5が観測されたと米CNNなどが報じている。