日本航空(JAL)は2021年3月8日から、国内線を利用するJALマイレージバンク(JMB)日本地区の会員を対象に、PCR検査のサービス提供を始めている。搭乗7日前までに申し込むと、特別価格で検査が受けられる。
ウェブで予約、自宅に検査キットが届く
JALの国内線では、これまでも新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として、「JALダイナミックパッケージ」を利用する人を対象にPCR検査のサービスをしてきた。新たに対象に加わったJMBには無料で入会可能で、利用者は2000円(税込)でPCR検査ができる。
PCR検査は、医療法人社団直悠会にしたんクリニック(東京都渋谷区)と連携し、厚生労働省病原体検査指針に準拠している。もし陽性判定が出た場合は、同クリニックが検査を受けた人に連絡するとともに、保健所とも連携をはかる。
検査は、ウェブ上で対象の航空券またはツアーを予約・購入、クレジットカード情報を入力し、検査費用を支払えば申し込める。後日、自宅に検査キットが郵送され、唾液を採取し返送すればよい。結果は24時間以内にメールで通知される。
JALは、新型コロナが落ち着きをみせない中、県境を伴う移動や旅行の際に、受け入れる地域や人々も安心できるようサービスを実施していきたい、としている。
搭乗対象期間は21年3月15日~6月30日まで。