豚肉やしょうがと食べてみると
「パイナップルポークジンジャー」も試してみた。酢豚とパインのような組み合わせだ。パインの酵素の作用で、肉が柔らかくなるという。香り付けにはしょうがを用いるが、果たして台湾パインと合うのか。材料は以下の通り。
・台湾パイン:150グラム
・タマネギ:1/4個
・おろししょうが:10グラム
・しょうゆ:大さじ3
・みりん:大さじ1
・水:大さじ1
・塩:小さじ1/4
・サラダ油:小さじ1
・豚肩ロース:350グラム
・乾燥パセリ
パインは1センチほどの角切りとし、タマネギは繊維に対して直角に包丁を立てて薄切り。パイン〜サラダ油までの材料を全て混ぜ合わせ、豚肩ロースを1時間漬けこむ。その後豚肉を取り出し、強火で焼き色をつけたあと、水を大さじ2程度加えて20分蒸し焼きにした。
残ったタレはパインとタマネギごと鍋で火にかける。沸騰した後、弱火で5分加熱。最後に豚肉を薄切りにカット。パインとタマネギも盛り付け、タレとパセリをかけて完成だ。
まずは豚肉を一口。しっとりと柔らかく、まろやかな味わいだ。しょうがのさっぱりとした香りがするが、パイン由来なのか、ほのかな甘みもある。
一方の台湾パインは、単体では持ち前の甘さが強すぎて、タレとの味付けがややアンバランスな印象だ。塩気の中で浮いてしまっている。一般的な酢豚のように、もう少し強い酸味が欲しくなった。好みとしては人を選ぶかもしれない。ただ、豚肉と共に口に運ぶと、脂の旨味が甘さを中和してくれた。組み合わせとしてはアリだ。