震災への備え、見直してみよう 自分に必要な「備蓄量」は意外と多い

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   2021年3月11日で、東日本大震災が起きてから10年となる。

   大きな災害が起きた時に重要なのが、水や食料をはじめとした生活必需品の備蓄だ。だが、「備蓄リスト」はインターネットでよく見かけても、それらがどれくらい必要なのかはわかりにくい。皆さんは、自分に必要な備蓄量をしっかり把握しているだろうか。

  • 必要な「備蓄量」を確認しよう(画像はイメージ)
    必要な「備蓄量」を確認しよう(画像はイメージ)
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3つの質問で必要量が分かる

   東日本大震災では、被災地域を中心に停電や断水が長引き、改めて備蓄の重要性が再認識された。その後も、地震や台風、火山の噴火、豪雨と自然災害が絶えない。2021年に入ってからも、2月13日に福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の大きな地震が起きた。

   日頃の備えで参考になるのが、東京都が2021年3月に開設したウェブサイト「東京備蓄ナビ」だ。内容や量は、生活スタイルや同居人の年齢、人数によっても変わるが、このサイトでは自分に適した備蓄量が調べられる。3つの質問に答えるだけで、自分の家庭に合わせた品目と量のリストが表示されるため、非常に便利だ。

   記者も実際にやってみた。まず、同居人の人数を入力する。ひとり暮らしの場合は「1」を選べばよい。次に、性別を選び、年代を選択する。「乳幼児」(0~2歳)、「子供」(3歳~小6)、「子供」(中学生以上)、「成人」(20歳以上)、「高齢者」(65歳以上)と、細かく分けられている。

   上記を入力すると、次に住まいの形態を選ぶ。「戸建て」か、エレベーターが止まった際、荷物を持っての階段の上り下りが難しい「マンションなど集合住宅」がある。最後に、イヌやネコなどペットの有無を答えれば質問は終わり。結果が画面に一覧で表示される。

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