三井住友銀行は、車いすテニスプレーヤーの上地結衣選手を起用した新CM「信じ合う力」編を発信している。2021年2月26日から公式サイトやユーチューブで公開し、3月1日からはテレビCMとしても放映されている。
リオデジャネイロ2016パラリンピックでは銅メダルを獲得し、東京2020パラリンピック競技大会の出場権も獲得している上地選手は、同行の所属選手だ。上地選手を支えてきた母も出演するCMで、アスリートを支える人々との「信じ合う力」を描く。
母がナレーションで「あなたはひとりじゃない」
東京オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナー(スポンサー)でもある同行は、大会のコンセプト「多様性と調和」に共感し、パラリンピックスポーツやアスリートを支援。「THE POWER TO BELIEVE~信じられないことは信じることから生まれる。~」を掲げ、前へ進んでいくアスリートの「信じる力」を発信し、共生社会の実現を目指している。
CMは30秒版と60秒版の2種類。車いすテニスプレーヤーとして日々を生きる上地選手の主観映像と共に、「あなたがなんでもひとりでできるようになっていく姿を見るのは楽しかった」と、子ども時代を回想する母のナレーションが流れる。
中学生の時から海外遠征にもひとりで行ったという上地さんの周りには、車いすの調整を行う技師や筋力トレーナー、応援してくれる関係者と、目標へ向けて支えてくれる人々が出てくる。「そして、今。あなたはひとりじゃない」とナレーションが続けると、母も映像に登場し「結衣、がんばったな」と声をかける。
新型コロナウイルス禍でも、ひとりでは到達できない高みへと可能性を広げ、世界に挑戦する上地選手。最後の方には「信じてくれた人の数が、あなたの希望の数だ」というコピーも登場し、活躍を信じる人の思いが強さや力へとつながる様を表現している。
ユーチューブではCMのメイキング映像も公開。笑顔と共に自然体で撮影に臨む上地さんら親子の姿も見られる。