「シン・エヴァンゲリオン劇場版」がきょう2021年3月8日、封切られた。コロナ禍で二度の公開延期を余儀なくされただけに、ファンの期待は膨れ上がっている。
同時に、早くも「転売」行為がフリマアプリ「メルカリ」や「ラクマ」、インターネットオークション「ヤフオク!」上で確認できる。映画館で販売している「劇場用パンフレット」に加え、映画を鑑賞すると無料でもらえる「式波・アスカ・ラングレー」の描き下ろしイラストチラシまで、複数出品されているのだ。
映画鑑賞は後でパンフだけ求めて
ネタバレ防止封印袋入り仕様の「劇場用パンフレット」は本来、価格が税込1500円のところ、「メルカリ」では2000円以上で出品されている例が多い。なかには3500円の値がつけられているものもある。記者が見た限り、1980円で売り出され、「SOLD OUT」となっているケースが二件あった(3月8日11時現在)。
ツイッターユーザーの報告によると、「転売対策」としてパンフレットを「1会計1冊まで」しか購入できない劇場もあるが、買い求める人の行列が長すぎて「諦めざるを得ないレベルの大盛況」になっていたり、既に売り切れてしまっていたりする場所もあるようだ。転売行為に非難の声が上がる一方、「映画館行ってエヴァのパンフ転売しようかな 絶対儲かるでしょ」とのツイートも見られる。
クリアファイルセットやポスターなど、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」劇場オリジナルグッズ商品が購入できる通信販売ページが、きょう3月8日にオープンした。だが、パンフレットはラインアップに含まれていない。パンフレットは、キャストや前田真宏監督、鶴巻和哉監督インタビューほか、同作の場面写真および設定資料を多数掲載したファン必見の一冊。映画を見るのは後日なのに、わざわざ初日にパンフだけ買い求めに行った人、夕方の鑑賞が待ちきれずに仕事前に確保した人などもいる。