原発事故の地元で「再生エネルギー」に挑戦 『魂の発電所 負けねど福島』出版

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

東京新聞記者の意欲作続く

   著者の池尾さんは1965年生まれ。89年、早稲田大学政経学部を卒業後、中日新聞(東京新聞)入社。90年代は主に経済部で金融危機取材を担当。2005~08年、ニューヨーク特派員。エネルギーや雇用問題の担当記者などの経験もある。20年8月より現職。著書に『ルポ米国発ブログ革命』(集英社新書)、『人びとの戦後経済秘史』(岩波書店)など。19年に東京新聞連載の「働き方改革の死角」の取材班として「貧困ジャーナリズム賞」を受賞している。

   本書は、電力の素人集団が原発事故に奪われたふるさとを取り戻すために歩んだ苦闘と希望の日々、その人間ドラマをノンフィクションとして伝えている。

   東京の記者は原発関係の本を次々と出版している。片山夏子記者は昨年、『ふくしま原発作業員日誌――イチエフの真実、9年間の記録』(朝日新聞出版)を出した。すでに本田靖春ノンフィクション賞を受賞するなど各方面で高い評価を得ている。今年に入ってからは、榊原崇仁記者が長期取材をもとに『福島が沈黙した日――原発事故と甲状腺被ばく」(集英社新書)を出版した。いずれもJ-CASTで紹介済みだ。

   『魂の発電所 負けねど福島』は3月1日発売。価格は1700円+税。

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