製薬会社のツムラ(東京都港区)は、「女性の不調に、我慢に代わる選択肢を。」というメッセージとともに「#OneMoreChoice プロジェクト」を2021年3月8日の「国際女性デー」に合わせて開始する。
多くの女性が抱える心身の不調に対する「隠れ我慢」を減らし、誰もがもっと心地よく生きられる健やかな社会づくりへの貢献を目指す。
「隠れ我慢」をしている女性は79.2%もいる
プロジェクトの公式サイトでは、国際女性デーに先駆けて2021年3月3日からプロジェクトムービーやコンテンツが公開になっている。
ツムラは21年1月16日~18日、全国20代〜50代の女性1万人を対象に心身の不調についてアンケート調査を実施。月経痛や頭痛、けん怠感、イライラなど「隠れ我慢」をしている女性が79.2%いることが明らかになった。
公開されたプロジェクトムービーは、一見すると女性の平凡なモーニングルーティン動画のように思える。朝、目覚めてベッドから身体を起こし、コーヒーを淹れ、新たな1日を始めようとする女性。しかし、そこから一転。身体が重い、ぼーっとするなど様々な心身の不調を感じながらも、隠れ我慢をする様子が描かれる。女性は「周りに迷惑はかけられない」といつも通り出社しようとするが、最後は勇気を出して仕事を休むことを選んだ。
発表資料によるとツムラは、時には休むなど、隠れ我慢に代わる選択肢も考えてみてほしい、とのメッセージを動画に込めた。
自分の隠れ我慢のレベルとタイプを診断
さらにプロジェクト公式サイトでは、自分の隠れ我慢の傾向を調べられる診断コンテンツも公開された。
20の質問への回答と、全10項目ある「疲労度チェック」を入力すると、自分の隠れ我慢のレベルとタイプが分かり、自分の傾向を把握できる。
診断コンテンツを監修した心理カウンセラーの下園壮太氏は、発表資料内で、「隠れ我慢を強いる古い価値観を、社会も、あなた自身も緩めていきたい。この隠れ我慢チェッカーが、そんなあなたのちょっとした勇気になれば幸いです」とコメントを寄せている。