「かん」元首相と「すが」首相 「菅」の読み方は日本の東西で違い

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「かん」と「すが」がほぼ半々

   この名字の大きな特徴は、「すが」と「かん」、大別して二つの読み方があることだ。日本実業出版社のサイト「人名・地名 おもしろ雑学」によると、全国の「菅」さんの読み方は、「かん」と「すが」がほぼ半々。ただし、地域的に大きな偏りがある。

   「菅」姓が全国的に最も多い愛媛県では、96%以上が「かん」。ところが同じく多い山形県や秋田県では大半が「すが」だという。先の「名字由来ネット」によれば、「すが」は東日本、「かん」は中国・四国に多いのだという。「菅首相」と「菅元首相」の読み方の違いにぴったり当てはまる。

   ちなみに学生服の有名ブランド、「菅公(カンコー)学生服」は岡山県の会社だ。地域的にはぴったり「かん」エリア。学業の神様として知られる菅原道真にちなんでいる。東京や大阪などの大都市にいる「菅」さんは、読み方からルーツを推測できるかもしれない。

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