東横線「足場崩れ」で長時間ストップ 卒業式に向かう高校生「きょうに限って...」

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   東京都や神奈川県を走る東急東横線が、2日間にわたって運転見合わせや一部運休となった。線路脇にある工事中のビルの仮囲いが倒壊した影響により、2021年3月2日22時19分から渋谷駅〜武蔵小杉駅間で運転を見合わせていた。

   運転が再開したのは、半日以上たった3日12時20分ごろ。同日の共同通信によると、計324本の電車が運休し、約17万3800人に影響があった。この時期は卒業シーズン。東横線を利用する生徒たちが振り回された。

  • 渋谷駅〜武蔵小杉駅間で運転見合わせ(3日9時30分ごろの東横線・武蔵小杉駅)
    渋谷駅〜武蔵小杉駅間で運転見合わせ(3日9時30分ごろの東横線・武蔵小杉駅)
  • 渋谷駅〜武蔵小杉駅間で運転見合わせ(3日9時30分ごろの東横線・武蔵小杉駅)

都立高や横浜市の複数の学校で

   3日の東横線では、通勤や通学のピークタイムとなる朝も運転の見合わせが続いた。東京都教育委員会の公式サイトによると、少なくとも都立高校ではこの日3校で卒業式が行われた。また、横浜市でも県立校や市立校など数校で卒業式が実施された。

   ツイッター上ではこの日「東横線、昼過ぎ復旧見込みって卒業式は午後からか?(連絡待ち)めったに遅延、運休しない路線なのに今日に限ってこんなことに」「卒業式に東横線見合わせマジで勘弁して...」「なんで卒業式の日に被せてくる」といった嘆きの投稿がみられた。

   新型コロナウイルス感染拡大や緊急事態宣言を受けて、政府からは卒業旅行や教師への感謝を伝える謝恩会の中止が呼びかけられている。また、感染対策により、保護者の卒業式への参加を断っている学校も存在する。旅立つ子どもたちにとって卒業式は、大切な思い出となる機会だ。

   新型コロナ拡大で、昨春は多くの学校で入学式が中止となった。今回は電車の事故が卒業する生徒に影響することとなり、学校生活は最後まで振り回される形となった。

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