「匿名の寄付」全国で
3月3日の朝日新聞東京版も、この話題を取り上げている。
それによると、1月末、児童養護施設などで育った若い人たちを支援する団体「首都圏若者サポートネットワーク」(港区新橋)に一通の白封筒が届いた。開けると、100万円の札束が4つ入っていた。「この寄付を貴団体の活動及びコロナ等によって生活が困難な状況になっている方のお役に立てるようご活用いただきたくお願い申し上げます」という印字された手紙が入っていた。こちらも差出人は、「東京都大田区田園調布 6丁目」の「田中実」だった。「住所、氏名は架空のものです」とも記されていた。
警察に相談したところ、「寄付の意思があるので、そのままお使いください」と言われたという。
同紙によると、同じ文面による「匿名の寄付」は全国で相次いでいる。
子ども食堂を支援する都内のNPO法人にも2月上旬に400万円、佐賀県に拠点を置く災害NPO法人には2月中旬に400万円、さらに国内外で様々な支援に取り組む「グッドネーバーズ・ジャパン」にも同様の封筒が郵送されているという。